九寨溝・黄龍の旅5
4日目
タクシーをチャーターして黄龍へ
朝8時に頼んでおいたタクシーが来たのですが途中で車の調子が悪いらしく車を変更しました。
九寨溝から黄龍までは車で山道を3時間。
いろは坂のような曲がりくねった道を走っていくと、土砂崩れしている部分もあるし、片側1車線なのにバスやトラックも多く追い越しをかける車が多いから事故もあるらしく、今日も公安の車が事故処理しているのに出会いました。
私たちの車の運転手はかなり慎重で危ないところでは追い越さない。
途中の峠は4000mクラスらしく、お天気が悪いので雲の中に入ったようで霧に覆われていました。
高地にいるというヤクや羊、馬なども途中見かけました。
黄龍に到着すると運転手と車を停めた場所に戻ってくると約束して、万が一車に不在だったときの連絡用に名詞ももらっておきます。タクシーの運転手はたいてい携帯を持っているので連絡は全て携帯で行ってます。携帯への電話は自分の電話からかけても良いし、誰かに頼んだら気楽にかけてくれます。こんな山奥でも携帯が通じるのですから中国恐るべし。日本だったら絶対圏外のような山岳地帯です。
時間を約束せず好きなだけ滞在することが出来たので気持ちが楽でした。
運転手は入場券を買うことの出来るところまで案内してくれました。入口広場には世界遺産登録の石碑が立ってます。チケットを購入しようとしたら、家族連れが話しかけてきました。どうやら学割でチケットを買いたかったのに間違って普通のチケットを買ってしまったので一人分を買い取って欲しいと言っているようでしたが、良くわからないと言うと諦めてくれました。さて、どうしようと考えているとすぐ側にいた男性が親切に「何かお困りですか?お手伝いしましょうか?」と話しかけてくれました。入場券とロープウェイの切符が欲しいと言うと、片道のみの購入であることを確認して係員に通訳してくれたので無事購入することが出来ました。
お礼を言うと彼はさらにロープウェイ乗り場への行き方を教えてくれました。彼の言葉がなかったら、間違ってすぐ側にある入り口から入ってしまっていたかもしれません。
帰りに良く見ると看板に地図がありました。ロープウェイは別の山にあるのです。



入り口広場からバスに乗ってロープウェイ乗り場近くのチケット売り場まで2分。そこからさらに2分歩くとロープウェイ乗り場です。ロープウェイは6人乗りでしたが、私たちの後の人たちが何かもめていて来なかったので2人で独占できました(^_^;)
ロープウェイは一気に上っていきます。雲の上まで行くという感じ。お天気が悪く雲が厚いので見えないけど黄龍の周りには4000から5000m級の山が取り囲んでいるそうです。
このロープウェイが完成したのは2年前。それまでは入り口から往復8kmを歩いてのぼりおりしていたので、ツァーなどで行った人の半数近くが高山病になり五彩池までたどり着かなかったとか。今でも歩いて上る人も沢山いますが、上りと下りが分けられていて下りの方が景色が良いコースになっているのでロープウェイで上り五彩池まで行った後下ってくるのが一般的になってます。ロープウェイの駅は既にかなり高いのでここで動悸やめまいなどの症状がでました。しばらく森の中を歩いて下る楽になり、歩いて上ってくるコースと合流しました。ここからさらに1.7kmほど五彩池まで上りますが結構しんどい。100mぐらいおきに設置されているベンチで休みながら上ります。五彩池の手前には明の時代に建てられたという黄龍古寺があってお参りしている人も沢山いました。寺の前はやっと上りきった、とほっとして休む広場になっていてベンチがあり売店でカップ麺を買って食べたりしている人もいました。裏が五彩池で、ぐるっと一回りしてまたこのお寺の前に戻ってきます。
五彩池は黄龍といえばここの写真が出ています。でもお天気が悪かったので空模様によって随分色が変わりました。光の当たり方で池の色は変わるようですし、雲がなければ5000m級の山が周りを取り囲んでいるのが見えたはず。

五彩池をぐるっとまわっているといくつも展望台がありいろいろな角度から五彩池を眺めることができます。五彩池めぐりからまた黄龍古寺にもどってきたら、チケット売り場で親切にしてくれた男性にまた出会いました。彼はどうやら日本人のグループを案内しているガイドのようでした。彼はこのお寺の掲げられている寺の名前の部分が見る位置により左「飛閣龍丹」正面「黄龍古寺」右「山平水碧」と変わると教えてくれました。


黄龍古寺を後にしてあとはひたすら下るだけ。
お天気が悪かったからか、平日だったからか、人は噂に聞いていたほど多くはなかったので、下りの一方通行になっているところを上ってくる人たちもいました。
黄龍では九寨溝と違ってツァーの人たちも歩くしかないので、日本人ツァー客にも沢山会いました。ほとんどのツァーは私たちと同じように上りのロープウェイに乗ってきましたが、中にはガイドに連れられて歩いて上ってくるツァーもありました。年配の方が多かったのに、あれでは五彩池までたどり着かないのではないかと心配になったほど。
ちなみに日本人ツァーでは酸素のボトルを配られたり、バスの中で売っているようで、歩きながら吸っているのは日本人の人が多く、また、中国人より日本人の方がウォーキングシューズ、登山用の雨具など装備がきちんとしているように感じました。
黄龍は流れている成分の関係か途中には金色に輝くような川とか滝とかありました。




黄龍出口近くに下りてくると小さな郵便局がありました。チケットの半券が絵葉書になっていて裏には切手が印刷されていて日本で言う官製はがきのようです。このまま中国国内なら出すことが出来るし、日本にも追加料金で送ることが出来ます。2元で日付の入ったスタンプを押してくれます。この小屋の前にはボールペンの置いてあるあて先を書くカウンターもあり、私も実家に送りました。

この郵便局では絵葉書も切手も売っていたのでついでに日本へ送る絵葉書用に切手を購入、絵葉書のセットも30元で買いました。同じものがホテルでは60元、でも成都の空港では20元ぐらいで売ってました。まぁ、運び賃として仕方がないのかもしれません。九寨溝で売っている本などは成都で買うのが一番安いようです。
黄龍はトルコのパムッカレのようなところだと思ってましたが、パムッカレよりずっと変化に富んでいて水量も多くて楽しめました。トルコにはトルコのよさがあり、温泉などもあったので水の中を歩いたりできましたが、ここ黄龍は遊歩道が整備され、あちらこちらには降りないようにとの注意書きがありました。清掃員が沢山いてごみを拾っているので遊歩道や休憩するベンチ等周辺にもごみは見当たりません。数年前にツァーに申し込もうと思ったのですが旅行会社に聞くと4時間の自由時間で4割の人は五彩池にたどり着けない、と聞いたので無理だと思ってましたが、昨年ロープウェイが出来たので楽に行けると聞き来る事にしたのです。ロープウェイで上がってゆっくり観て歩いて下って4時間かかりました。下から歩いて上っていたら何時間かかっても行けなかったかもしれません。3000mを越える高地でのハイキングは予想通り結構大変で、五彩池までのわずかの上りさえ息切れ、動悸ふらつきなどの高山病の症状が出ました。高山病は下って高度が下がれば良くなるので、降りていくコースを辿るときには問題なくなっていました。
駐車場に戻ると運転手は車の中で寝ていたようです。3時間かかって九寨溝のホテルに戻ったら6時になってました。



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